磁器に書く

3月4日、ポーセリンペインティングを初体験しました。

ポーセリンペインティング (Porcelain Painting) とは、
磁器(porcelain) に絵付けをする(painting) 西洋の伝統工芸です。

今回は、ポーセリンペインティング(牧あかねさん)とカリグラフィー(西村弥生さん)、二人の講師によるコラボレッスン。小皿にイニシャルを一文字書き、桜の花を描きます。

ポーセリンペインティングは、カリグラフィーとは勝手が大きく違います。

普段は平らな紙面にペンで文字を書いている私ですが、今回は小皿に書きます。小皿は紙と違って硬いし凹面、平らではありません。まずは絵筆の扱い方を学びます。

今回は絵も文字もこの1本で
今回使用する絵具は6色(右上円内には絵具をのばすための油があります)水溶性で扱いが楽です

筆に薄い色を含ませてから、穂先部分に同系の濃い色を含ませる…筆に含ませる色は、前もってグラデーションを仕込んでおくのがポイントです。

一筆でグラデーションを表現します…左右のストロークが対称的になるように…

基本ストロークを練習してから、桜の花びらの練習…

それから文字の練習。今回は、“A”をカッパープレート体(ラウンドハンド)で書くことにしました。まずはどんなイメージにするか、鉛筆で形を取ってから、磁器に筆で書きます。普段はカリグラフィーペンの硬さに頼って文字を書きますが、今回は筆なので勝手が違います。自分の筆を持つ「手加減」で文字幅を調節します。

満足行く文字が書けるまで何度も練習…

練習用の皿の上で練習を重ね、ある程度自信がついたらいざ本番!(万が一しくじっても拭き取れば、何度でも書き直しができるのは気が楽ですね。また鉛筆の線は焼付けをすると無くなるので、鉛筆でガイドラインを引いておくのもアリです)

最後に、桜の花の部分を牧あかね先生に修正していただきました(左:Before、右:After 違いが分かるでしょうか…?)

参加者のみなさんの作品と一緒に…出来上がりが楽しみです

そして今週、焼付けが終わった小皿が自宅へ配送されてきました!

あらためて見るとなかなか綺麗(自画自賛)

今回は初のポーセリンペインティング体験で、戸惑う部分もありましたが、カリグラフィーもポーセリンペインティングも、どちらも西洋の伝統工芸であり、ハイライトに対する考え方など共通する部分もありました。

そして、カリグラフィーで学んだ「文字の形の美しさ」に関する知識は様々な環境に活かせられるということを再認識しました。これをきっかけに、文字装飾の可能性、自分の表現の可能性をどんどん広げて行きたいと思います。牧あかね先生、そして西村弥生先生、どうもありがとうございました!

 

ポーセリンペインティング講師:牧あかねさんのサイト https://www.arcoirisporcelain.com/

カリグラフィー講師:西村弥生さんのサイト https://yayocalligraphy.tokyo/

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