4月1日から5月9日、弘大カフェ成田専蔵珈琲店で個展開催してます。
弘大カフェで開催するのは2年連続 2回目になります。

弘大カフェのある弘前大学(旧制弘前高等学校)は、言わずとしれた、あの太宰治が通っていた学校です。そこで外国語を教えていた外国人教師の家族が住んでいた2階建ての洋館が、今回の個展会場です。記録は残されていませんが、学生時代の太宰もきっとここを訪れていたに違いありません(カフェの庭には太宰の記念碑もあります)。今回は太宰作品をモチーフに製作した文画3作品を含む19作品を展示します(会期途中で1作品を追加展示します)。
ここで一言、
自分の文画作品は「絵」ではなく「書」なのです(それこそ写経のごとく、ひたすら長文を書いています)。自分も「原画」とか言っちゃうことがあるけれどそれは便宜上のことであり、自分の製作しているものは、あくまでも「書」という認識なのです。その「書」が、たまたま何かの絵にも見えるということなのです。
その「何かに見える」という部分については、実際に作品に対峙することで、近づいたり遠ざかったり、矯めつ眇めつして、自分の視覚的認識の変化を楽しんでもらえればと思っています(この辺が、スマホ等の画面を通して見るだけではなかなか伝わらないのです)。
なお今回の展示作品すべての傍らに、使用テキスト全文を掲示しています。私の文画作品、日本語は主に草書で、外国語は主に筆記体で書いてあるので、多くの人にとっては読みづらいと思います。テキスト掲示によって、その作品には何が書かれているのか、どんなメッセージが書かれているのかが分かるようにしたつもりです(外国語のものには日本語訳も掲示しました)。
まず目に飛び込んできたものを鑑賞して、そのビジュアルはどんなメッセージで構成されているのかを、掲示テキストで確認してもらえるとありがたいです。
今回の展示作品は19点(後日1点追加します)
・新約聖書より「テサロニケ人への第一の手紙

・『鏡の国のアリス』のハンプティ・ダンプティの章

・ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」の歌詞 2020年制作

・ゴッホの「弟への手紙」 2026年制作

・新約聖書より「コロサイ人への手紙」 2023年制作

・峠三吉の詩「その日はいつか」 2022年制作

・ガンジーの言葉「目には目を では世界中が盲目になってしまう」 2018年制作、文画以前の作品です

・太宰治の小説『津軽』の一部 2022年制作
・太宰治の小説『故郷』の一部 2024年制作
・太宰治の小説『東京八景』の一部 2024年制作

・中原中也の詩「別離」 2024年制作

・宮沢賢治の「雨ニモマケズ」 2024年制作
・宮沢賢治の「春と修羅・序」 2022年制作

・クラーク博士の「少年よ大志を抱け」 2021年制作

・芥川龍之介の『蜜柑』の一部 2022年制作

・正岡子規の『仰臥漫録』明治34年10月13日
・梶井基次郎の『檸檬』の一部

・夏目漱石の『こころ』の一部 2024年制作
・夏目漱石の『我が輩は猫である』の一部 2024年制作

初日の4/1(水)、弘前大学の新入生が、家族と一緒に弘大カフェに入ってきました。
拙作をきっかけとして、これから一人暮らしを始める彼のような人に文学作品が寄り添うことができたら嬉しく思います。
「文画 in 弘大カフェ」
4/1(水)〜5/9(土) 弘大カフェ成田専蔵珈琲店で開催、皆様のお越しをお待ちしております!

